| これは大学1年生のとき買った雑誌。
a+uの別冊や増刊号としては何故か高価だった。
私が1年生のときは、リチャードロジャースなど
ハイテック系の建築家がぶいぶいハバをきかせていた
頃で、クックのような建築家は時代錯誤な
ユートピア思想、アンビルド建築家の印象があり、
ある華やかな終焉近代建築の真っ只中では
もう忘れ去られたような気配があった。
私は、とりわけプラグインシティや
インスタントシティといったアーキグラム時代の作品が
妙に新鮮に見えてのめり込んで見ていたし、
このような事を考えつく人は天才だと思っていた。
そして何よりコラージュやドローイングが
とてもかっこよく見えた。
このような世界が建築の歴史にあったのかと思うと
震えるぐらい楽しかった。
今でもたまに見返すと、やっぱりなんだかわくわくする。
しかし、クックやロンヘロンなども、
当時のハイテック系であり、今から思えば、
センチメンタルな対象として捉えていたにすぎない。
改めて今、70年代のこのあたりの建築を
見つめなおしてみたいと思う。
また機会があればレビューに書いていきたい。
ちなみに当時某アート系本屋でアルバイトしていた私は、
仕事の合間にどの本から買って、ああしてこうして・・・と
限られたバイト代で吟味しながら本を眺めているのが
至福の時だった。
お客のことなど尻目に、購入リストなんかもメモしていた。
今は書棚のスペースを考えると
購入を躊躇することもある。
なので、昔のようにうっかりジャケ買いのような買い方は
マシになったと思う。
そういった意味では本当に自分に必要な本だけを
吟味して買いたいとは思うのだが・・・。(J) |